日本の流通業界は世界的にも非常に優れたシステムで運用されており、最短スピードで様々な品を届けてくれます。特に冷蔵・冷凍車などは画期的で、これにより冷凍食品や生ものも新鮮な状態で運ぶことが可能となっています。最近はネット通販が急成長しているために運送会社は大忙しで、人手が足りないことがしばしば問題になることもありますが、これも日本の経済がうまく回っている一つの証拠として受け止めることもできるわけです。ところで、この様々な物を運ぶ配送車を見てみると、その多くがオリジナルな模様がデザインされていたり、運送している中身が分かるように大きな写真がデザインされていたりします。
配送車に宣伝カーのような役割を担わせているわけです。何度も目にしていると、親しみを感じたり、興味を抱いたりするものなので、その宣伝効果は高いものがあると言えそうです。配送車のボディに美しくデザインを入れるためには、ラッピングと呼ばれる技術が使われています。これは特殊な専用フィルムに様々なデザインを印刷し、それをボディに貼り付けています。
小さくカットして必要な部分にだけ貼ることもできますし、ボディ全体あるいはパーツごとに包むように貼り付けていくこともできます。本来、ラッピングという言葉が意味しているのは、ボディあるいはパーツ全体を包み込む形でフィルムを貼り付けることなのですが、粘着シートの特性を活かして部分的にラッピングすることも可能であり、費用もその分安く抑えることができます。